ラボ日記「地理空間データ基盤構築WG」の第4回目を実施しました。

令和7年1月14日(火)晴れ
参加者:かがわDX Lab会員及びLabフェロー 約50名(オンライン含む)
場 所:かがわDX Lab及びオンライン

 かがわDX Labにおける「地理空間データ基盤構築WG」の取組みをこれまで以上に深めるため、2件のサブワーキンググループを立ち上げ、本日は「GIS機能向上サブワーキンググループ」を実施しました。
 地理空間データ基盤を構築し、GISの機能をどのように拡充・向上させるかについて、参加者と意見交換を行いました。
 一つの自治体の中で統合型GISを複数持っているというケースが多く、それら各々のデータがそろっていない中で一つの統合型GISにどうまとめていくか、どのように業務改善してDXにつなげていくかを考えていかなければなりません。また、今後はデータの価値をより高めて、業務の効率化を進めていくことがマストになってきます。
 高松市からは、昨今の土砂災害により作られた盛土規制法に基づき作業をおこなっている盛土に関して、どう簡素化して統合型GIS上で可視化させるかを高松市の建築指導課と共同で検討している資料を用いて、取組の現状について説明しました。
 今回は、盛土という具体的な業務での資料により説明しましたが、基盤を活用して、インフラデータ等を搭載する際にまずは手続き作業のフローを整理し、どのように変えていくと業務改善につながるかを何回か整理することが重要であると考えます。高松市もこの手間のかかる作業フローにしっかり取り組んだ結果、このような整理ができています。また、このWGで抱えている課題を共有することで、WGにいるみなさんからの意見をもらえますので、積極的に課題の共有をしていただきたいです。
 また、かがわDX Labフェローからは、「『どうして基盤をいれる手法でまちを整備していくのか』という問いに『これをやるために基盤を整備したい』という具体的な目的をご自身の中で一つ持って、取り組んでくことが一番大切である。」というお言葉をいただきました。
 「地理空間データ基盤構築WG」から生まれたこのサブワーキンググループでは、保有しているGISの機能向上の実現に向け、取り組んで参ります。
 今後もかがわDX Labの活動は、noteで引き続き情報発信をしていきます。