ラボ日記「教育データ利活用WG」の第17回目を実施しました。

令和7年1月30日(木)晴れ
参加者:かがわDX Lab会員及びLabフェロー 約14名(オンライン含む)
場 所:かがわDX Lab及びオンライン

 本日は、かがわDX Labにおける研究項目:教育「教育データ利活用WG」を開催しました。
 本日のWGでは、まず幹事団体の県教育委員会から、前回の協議内容を踏まえた、今後の方向性や具体的な検討事項について整理がありました。特に、県や市町教育委員会が別途進めている校務支援システムの検討状況について、共同調達を行うことやフルクラウド化に対応していくことの合意形成を図ってきた旨が共有され、引き続きWGの研究内容を反映して望ましい仕様等を模索していくことが確認されました。
 それを受けての主な協議として、特に校務系データのような機微情報を扱っていくうえでは、教職員も、児童生徒や保護者に対しても、適切なアクセス認証を講じたり、自分のデータを他者が参照したログが自ら確認できたりすることを実現していく重要性について話題となりました。また、教職員が自らBIツールを活用して任意のデータ分析を行う等、データリテラシーを高める工夫(研修の実施や先進事例の展開等)についても、実証事業と並行して進めていく必要性も指摘されました。
 次回に向けては、前述のアクセス認証等、いわゆる「ゼロトラスト」について、具体的な実現例を情報収集し、それをもとに適切性等を協議していく方向性で合意しました。