ラボ日記「要支援者等の共助モデル構築WG」の第16回目を実施しました。
令和6年9月11日(火)晴れ
参加者:かがわDX Lab会員及びLabフェロー 約28名(オンライン含む)
場 所:かがわDX Lab及びオンライン
本日は、ラボにおける福祉・防災分野の研究項目「要支援者等の共助モデル構築WG」の第16回目を実施しました。
本WGは、認知症高齢者等の要支援者に対して、位置情報を活用することを念頭に、徘徊捜索支援や災害時の迅速なサポート体制の整備など、平時・災害時それぞれのケースに合わせた支援策を、行政のみに頼らない、民間事業者を含めた地域で支え合う仕組みを構築することで、より実効性の高い、「共助型社会」の実現を目指しています。
本日は、県内3自治体、県、かがわDXLab会員が集まり、主に実証内容に関する議論が行われました。
本日のWGでは、それぞれの機能において実施する実証について状況が提示され、議論が行われました。
今回は主に、徘徊者発見サポート機能における実証として実施する「徘徊者捜索におけるBLEタグの有効性検証」の検証項目や方法について共有されました。大枠の検証内容として「検証1:BLEタグを徘徊捜索に活用するための事前確認」、「検証2:行方不明防止や捜索範囲の推定に役立つ外出検知方法は何か」、「検証3:捜索への有効性および協力者の行動変容による効果の検証」の3つを実施していくことが展開されました。こちらの検証について、山口フェローからは「Bluetoothでの外出検知に加えて屋外にカメラを設置することも有効なのではないか」といったアイディアや「協力者の方がどれくらい集まるものなのかも今後検証していくとよい」といったアドバイスをいただきました。引き続き、BLEタグの有効性検証において、検証方法やシナリオの具体化を進めてまいります。
また、BLEタグを活用した徘徊者発見サポート機能を多くの方に利用していただくためのアイディアとして、徘徊が発生していないときも利用していただける工夫等についても活発な議論がなされました。実証と並行してサービスの具体化も引き続き検討を進めていきます。
そして、他の実証についても、WGに参加いただいている介護施設や各自治体に協力をいただき、検証を予定している旨が展開されました。検証を実施しましたら、結果を共有させていただきます。
具体的な実証研究計画の策定・実行、及び詳細なビジネスモデルの構築に向けて、引き続き議論を進めて参ります。
今後もかがわDXLabの活動は、noteで引き続き情報発信をしていきます。