ラボ日記「要支援者等の共助モデル構築WG」の第17回目を実施しました。

令和6年10月22日(火)くもり
参加者:かがわDX Lab会員及びLabフェロー 約26名(オンライン含む)
場 所:かがわDX Lab及びオンライン

 本日は、ラボにおける福祉・防災分野の研究項目「要支援者等の共助モデル構築WG」の第17回目を実施しました。
 本WGは、認知症高齢者等の要支援者に対して、位置情報を活用することを念頭に、徘徊捜索支援や災害時の迅速なサポート体制の整備など、平時・災害時それぞれのケースに合わせた支援策を、行政のみに頼らない、民間事業者を含めた地域で支え合う仕組みを構築することで、より実効性の高い、「共助型社会」の実現を目指しています。
 本日は、各自治体、県、かがわDX Lab会員が集まり、主に1月に実施する予定の実証内容に関する議論が行われました。
 今回は主に、徘徊者発見サポート機能における実証として実施する「徘徊者捜索におけるBLEタグの有効性検証」の検証に必要となる人数や場所、人の確保などについての意見交換を行いました。
かがわDX Labフェローからは「実証については日を分けて実施し、どういう場所が検知しやすい・しにくいといったことについて分析する形がいいと思う」といったアドバイスや「協力者が主体的に徘徊者を探すパターンと探さないパターンを考慮した方がいい」といったコメントをいただきました。
 引き続き、BLEタグの有効性検証において、検証方法やシナリオの具体化を進めて参ります。
 また、介護施設でのセンサー実証や介護事業者向けアンケートに関する結果の共有もされました。
 本検証についてはWGに参加いただいている介護施設や各自治体に多大なご協力をいただくことで実施完了することが出来ました。検証を通じて得られた示唆を今後の検討に生かして参りたいと存じます。
 今後もかがわDXLabの活動は、noteで引き続き情報発信をしていきます。