ラボ日記(令和5年10月5日)データ連携基盤分野のワーキング活動を開始しました。
令和5年10月5日(木)晴れ
参加者:かがわDX Lab会員及びLabフェロー 約25名(オンライン含む)
場 所:かがわDX Lab
本日は、かがわDX Labにおける「地理空間データ基盤構築WG」のキックオフを実施しました。
本WGでは、高松市の地理空間データ基盤を、複数自治体間が共同利用する場合のあり方を検討します。
本日は、高松市から地理空間データ基盤の目指す未来や取組みの狙いと、自治体ごとのフェーズに合わせた共同利用の方法の紹介を行っていただきました。
高松市では、FIWAREを活用した各分野における成果(特に防災)の関係市町と連携事例が生まれている一方で、分野間連携が起きていない課題認識のもと、各分野が個別に作成していたマップの一元化を、ベース・レジストリを基軸として構築することで、各種データの相互連携を効率的に進めてきており、DXの土台としての環境を整備したことで、今後、行政サービス、民間サービスの充実を進めています。
参加者からは「データを市民の方に公開する目的で基盤の共同利用について検討していましたが、公開したデータが他分野のデータと連携し新たなサービス創出が叶う環境が整っていることや、自治体側のデータの効率的な管理についても視野に入れた基盤整備をしていることが分かりました」などの意見がありました。
かがわDX Labフェローからは、民間目線からでは、様々な行政へ申請する手間が省かれるといったメリットが生まれることになるといった意見や、広域自治体と基礎自治体が連携して取り組むことが有効といったアドバイスをいただきました。
他の市町でも、同様の目的を持った取り組みがはじまっているところであり、それぞれで取り組みを進めることも重要な一方で、市町間でアイデアや情報を共有しながら、効果的に運用することが、かがわDX Labの役割であり、重要だと感じました。
次回は、各自治体の状況・課題感をヒアリングしながら、基盤利用のイメージが湧くような議論を進めていくことになりました。
今後もかがわDX Labの活動は、noteで引き続き情報発信をしていきます。