ラボ日記(令和6年1月15日)福祉・防災分野の第6回目WGを実施しました。

令和6年1月15日(月)雨のち晴れ
参加者:かがわDX Lab会員及びLabフェロー 約30名(オンライン含む)
場 所:かがわDX Lab及びオンライン

 本日は、ラボにおける福祉・防災分野の研究項目「要支援者等の共助モデル構築WG」の第6回目を実施しました。
 本WGは、認知症高齢者等の要支援者に対して、位置情報を活用することを念頭に、徘徊捜索支援や災害時の迅速なサポート体制の整備など、平時・災害時それぞれのケースに合わせた支援策を、行政のみに頼らない、民間事業者を含めた地域で支え合う仕組みを構築することで、より実効性の高い、「共助型社会」の実現を目指しています。
 本日は、県内1自治体、県、かがわDX Lab会員が集まり、主にサービス設計やビジネスモデルに関する議論が行われました。
 本日のWGでは、前回の議論を踏まえ、実証の目的を改めて明確にする観点からも、目指すべきサービスの設計と、それを実現する為のビジネスモデル案が提示され、それぞれ意見交換が行われました。かがわDX Labフェローからは、「ユーザーから見た本サービスの入口のハードルをどのように下げるかが重要」「GPSやセンサー等の既存の競争領域だけでなく、プラットフォーム事業だからこそ付けられる付加価値がこのサービスにおいては重要なのではないか」といったアドバイスもいただきました。
 民間事業者からは、ビジネスモデルの詳細な場合分けや、センサー等で取得したデータの利活用方法に関する意見が出されました。また、認知症に寄り添うサービスという点を考えた場合、「コミュニケーションを取る事がフレイル対策として重要」という観点でサービスの深掘りをもっと行うべきではないか、といった意見も出され、それぞれ議論が行われました。
 今後は、サービス設計やビジネスモデルの検討を継続しつつ、具体的な実証研究計画の策定に向けて、引き続き議論を進めて参ります。

 今後もかがわDX Labの活動は、noteで引き続き情報発信をしていきます。