令和7年度 かがわDX Lab市町意見交換を実施しました。
令和7年6月12日(木)くもり
参加者:かがわDX Labフェロー、県・市町DX推進担当職員
場 所:県内市役所・町役場
「かがわDX Lab」の取組みとして、6月5日から12日にかけて、県内の各市町を訪問し、DX推進担当者の方々と意見交換を行いました。かがわDX Labフェローにも同行いただき、各自治体で進められているデジタル化の取り組みや、推進するにあたっての課題感など、多岐にわたって貴重な意見交換ができました。


各市町の取り組みと課題
今回の訪問では、各市町から公共施設の予約システム、公開型GIS(地理情報システム)、生成AIの利活用、DX人材育成など、様々な取り組みが話題に上がりました。一方で、多くの自治体で以下のような課題が挙げられました。
・DX・ICT人材の不足:
デジタル化を推進するための人材が不足している。
・庁内のリテラシー向上:
職員全体のDXマインドの醸成や、DXへの理解を深めることが必要。
ラボフェローからのアドバイス
ラボフェローからは以下のような助言をいただきました。
- 官民共創の必要性:
行政サービスは、有事の際にもスムーズに活用できるよう、平時から民間の力も活用することを視野に設計し、官民連携で進めることが重要。 - 行政DXについて:
デジタル化は手段であり、地域課題解決や住民の利便性向上が目的。人口減少社会において、行政職員も目標に向かい、新たな価値を生み出す視点を持つことが重要。 - 業務プロセスの可視化:
デジタルにこだわらずとも、行政運営の効率化には業務プロセスの可視化が不可欠。全体最適を目指すグランドデザインが重要。


おわりに
今回の訪問を通じて、各市町のDX推進に向けた熱意と、共通する課題を理解することができました。今後も「かがわDX Lab」では、こうした意見交換を重ね、香川県全体のDX推進に貢献していきます。
今後もかがわDX Labの活動は、noteで引き続き情報発信をしていきます。