ラボ日記「DXによる中心市街地のプロムナード化WG」の第9回目を実施しました。

令和7年3月4日(火)晴れ
参加者:かがわDX Lab会員及びLabフェロー 約25名(オンライン含む)
場 所:かがわDX Lab及びオンライン

本日は、かがわDX Labにおけるまちづくり分野の研究項目「DXによる中心市街地のプロムナード化WG」を開催しました。
 本WGは、中心市街地を居心地が良く歩きたくなる都市空間(プロムナード)へ転換することで、持続可能な都市の発展を目指しています。
※サンポート高松地区のプロムナード化整備が完了し、R7.2.24から運用が開始されています!また、同日、中四国最大級の県立アリーナもオープンいたしました!
参考|あなぶきアリーナ香川(香川県立アリーナ) ■R7.2.24オープン■
https://kagawa-arena.com/

<交通対策>
 サンポート高松エリアは、R5年度~R7年度に開発が集中し、R7年度には、ほぼ全ての区画で施設整備が完了予定であることから、来訪者に配慮したエリアのマネジメントが急務となっていました。
 サンポート高松地区を訪れる際の交通手段は、公共交通の分担率が高いものの、自動車が6割を超えていることから、マネジメントには駐車場の視点が必要であり、現状、駐車場は供給過多であるものの、コンテンツ集中による交通渋滞のリスクがあり、対策が必要となっていました。
 かがわDX Labでは、議論を経て、交通対策の内の一つとして、駐車場探し等のうろつき交通を抑制するため、駐車場満空情報の提供を行うこととなり、R7.2.12から、新たに高松市中心市街地における駐車場満空情報アプリケーションサービス「どこ駐車ナビ高松」の提供を開始しました。(R7.3.4時点の掲載台数3,600台以上)

どこ駐車ナビ高松
https://parking.takamatsu-demand.com/

<エリアマネジメント>
・高松市が取り組んでいる、官民連携による活力とにぎわいあるまちづくり「サンポートFACTプロジェクト」社会実験では、新たな合意形成体(サンポートエリアプラットフォーム)の活動として、『継続的なにぎわい創出』や『公共空間の開放に関するルールづくり』に向け、エリアの各施設を結ぶ公共空間を活用した社会実験を行っています。民間事業者の参入の障壁をなくすことにより、エリアの価値を向上させることを目的としています。
・令和5年度までの「公共空間の開放」に加え、令和6年度からは「参画しやすい場づくり」や「イベント情報の共有・発信」等次のステップの社会実験へ進んでいます。R6.4~1月の間、約8割の日数での利用があり、音楽イベントやキッチンカー、マルシェ、ロゲイニング等、様々なイベントが開催されました。
・社会実験を進める中で、新しい課題がいくつか上がってきており、事務処理手続きの業務改善等、高松市と関係機関との間において解決に向けた対応を鋭意進められております。

参考|サンポートFACT(Free Area Creation Takamatsu)プロジェクト
https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/smph/kurashi/shinotorikumi/machidukuri/toshi/20220819.html

<総括>
・R7.2月にサンポートエリアのプロムナード化整備が完了し、県立アリーナもオープンしました。また、当面の課題であった交通対策として、駐車場の満空情報提供サービスについてもサービスローンチに至り、この区切りをもって、本WGとしての活動はいったん終了となります。
・駐車場満空情報提供サービスの拡大や、高松市中心市街地のエリアの価値向上に向けたエリアマネジメントの取組みは、今後も引き続き行われ、安全で楽しく美しいウォーカブルなまちづくりを目指して取り組んでまいります。
 今後もかがわDX Labの活動は、noteで引き続き情報発信をしていきます。