ラボ日記「地理空間データ基盤構築WG」の第5回目を実施しました。
令和7年8月4日(月)晴れ
参加者:かがわDX Lab会員及びLabフェロー 約40名(オンライン含む)
場 所:かがわDX Lab及びオンライン
本日、かがわDX Labにおいて「地理空間データ基盤構築WG」が開催されました。
高松市から、これまでの取り組みと今後の方向性について説明があり、基盤を活用して構築した水防アプリケーションや駐車場満空情報アプリケーションについて、実際のアプリケーションを見ながら開発の経緯などが紹介されました。
香川県の技術企画課からは、インフラ台帳をオープン化するため基盤の導入を進めている旨の報告がありました。参加者からは、オープンデータの提供にあたり、維持管理コストを税金だけで賄うのは持続不可能であるため、データを使いやすく加工し、有料化して民間事業者に負担してもらう設計が必要であるとの意見が出されました。また、基盤導入をゴールにするのではなく、インフラデータをどのように公開して様々な分野のサービスにどのようにつなげていくかについて、デジタル戦略部門が中心となってグランドデザインを描いていくことが大切であるという指摘もありました。
土庄町からは、自治体の規模が小さいために個別案件では十分な費用対効果が見込めず、導入に際して財政部門の協力を得るのが難しいという課題が挙げられました。参加者からは、既存基盤の共同利用など「身の丈に合う」選択肢の検討が必要であるという意見が出ました。
また、かがわDX Labフェローからは、県が基盤を提供することで基礎自治体のデータ利活用リテラシーを一気に引き上げる大きなチャンス。市町の皆さんと一緒にグランドデザインを描く場に、DX Labがなってくれたらというお言葉をいただきました。
次回は、各自治体の状況や課題感を事前にヒアリングし、その内容をもとに議論を深めていく予定です。
今後もかがわDX Labの活動は、noteで引き続き情報発信をしていきます。