ラボ日記「要支援者等の共助モデル構築WG」の第23回目を実施しました。
令和7年10月28日(火)晴れ
参加者:かがわDX Lab会員及びLabフェロー 約25名(オンライン含む)
場 所:かがわDX Lab及びオンライン
本日は、「要支援者等の共助モデル構築WG」の第23回目を実施しました。
本WGは、認知症高齢者等の要支援者に対して、位置情報を活用することを念頭に、徘徊捜索支援や災害時の迅速なサポート体制の整備など、平時・災害時それぞれのケースに合わせた支援策を、行政のみに頼らない、民間事業者を含めた地域で支え合う仕組みを構築することで、より実効性の高い、「共助型社会」の実現を目指しています。
本日は、県内自治体・県・かがわDX Lab会員が参加し、高松市での実装に向けた固定検知器の設置や協力者拡大の具体策について、活発な議論が行われました。
協力事業者へのアプローチや優先順位の設定に関しては、固定検知器の設置可能性や従業員規模などを整理する必要性が共有されました。
また、固定検知器の導入台数拡大についても議論が行われ、企業版ふるさと納税など新たな資金調達の仕組みを検討候補として挙げる意見が出されました。
今後に向けては、自治体の公用スマホへのアプリ導入、警察との情報連携、通報時のオペレーション整備などについて意見交換が行われました。
最後に、実際の徘徊事例が報告され、地域住民の通報・対応の負担軽減や、介護施設・医療機関との情報連携の必要性が改めて指摘されました。こうした現場の声を踏まえ、今後のサービス設計や実証シナリオに反映していく方針です。
引き続き、固定検知器の設置促進、協力者の拡大、制度連携の具体化を進めながら、高松市での実装に向けた議論を継続してまいります。
今後もかがわ DX Labの活動は、noteで引き続き情報発信をしていきます。


